どうもボクです\(^^)/
みなさん、海外FX口座を使い始めた時に
「税金ってどうするんだろう?」
「申告しなくてもバレないんじゃ無いか」
「国内口座と税金の計算方法って違うのかな」
なんて考えた事ありません?
フォロワーさんの投稿でこんな事がありました。
当然、利益が出れば納税をしなければいけないですけれどそこでの税率の考え方が
国内口座と海外口座では違ってくるのです。
今回はそんな税金に関する話を、FPを勉強したボクの視点からお話しようと思います。
分かっている人にとってはきっと退屈な話になると思いますけど、これから海外FXを始めようとする方や初めたばかりの人には一読してほしい内容です。
海外FX口座での税金の考え方
分離課税と総合課税。きっと一度は聞いた事があるかもしれません。
国内口座は分離課税
…特定の所得に関して、他の所得と合算をせずにその所得だけに既定の税率(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)をかける。
海外口座は総合課税
…1年間の得た所得を合計して課税の対象として計算する。
細かい内容は他にも調べればいっぱい出てくるので、ボクは皆さんがよく勘違いしやすいポイントを話そうと思います。
海外FXは超過累進課税
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
上の表(速算表)はよく見るかと思いますが、これを見て多くの人が勘違いするのが
「次の段階に上がると、途端に多くの税率が課されてしまう」
ということ。
所得金額が900万円の時に、その全額が33%の税率をかけられるからそこまで行かないようにしようとする。
これは間違った考え方なのです。
超過累進課税の定義は
所得税の税率は、所得が多くなるに従って段階的に高くなり、納税者がその支払能力に応じて公平に税を負担するしくみとなっています。
ということで、段階的というところがポイント。

上の図のように、超過した部分に対して税率が上がる仕組み。
だから、900万円未満で抑えた場合とそれを超えた場合とで正直そんなに変わらないです。
超過累進課税の簡易的な計算
それでは、税金の計算をするときそれぞれの税率で計算をして加算をしなければいけないのか…。
そんな時に活躍するのが表の中の「控除額」です。
例えば、所得が250万円だった場合を計算すると
1.それぞれの税率での計算な計算
①1,949,000 × 0.05(5%) = 97,450
②(2,500,000-1,949,000)× 0.1(10%) = 55,100
①+②=152,550
2.速算表を使用した計算
2,500,000 × 0.1(10%)- 97,500 = 152,500
と、どちらの計算もほぼ同じ税額となります。
では試算表を使って890万と900万での税率を見てみると、
1.890万の税率
8,900,000 × 0.23(23%)- 636,000 = 1,411,000
2.900万の税率
9,000,000 × 0.33(33%)- 1,536,000 = 1,434,000
このように、段階が上がっても税額が極端に上がる訳ではない事が分かると思います。
これが、海外FXで税金に関わってくる超過累進課税の原理です。
だから、無理して利益を抑える必要はありません!
が、税金にかかわる損益は基準日における確定損益で決まりますので、含み損は確定させ含み益は持ち越すなどして税金を軽減させる方法もあるので、上手く考えて取引するべきなのは変わりありませんのでお気をつけて!
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