どーもボクです\(^o^)/
今年も年末ジャンボが11月22日から発売されましたねー。
みなさん宝くじは買いますか?
今日、出かけた時に宝くじ売り場に長蛇の列が出来ていました。
ボクは宝くじを買わない人なので、この長蛇の列を見て
「なんで宝くじを買うのだろう?」
と一緒にいた友人にふと問いかけてしまいました。。。
宝くじ公式サイトによると(平成31年4月実施のアンケート)、宝くじを買う理由として「賞金目当て」が61.3% 次に「宝くじには大きな夢があるから」が37.7%ということでした。
ちなみに、購入者の平均購入金額は24,880円だそうです。
はて、「夢」とはなんでしょうか??
宝くじの期待値はマイナスである
宝くじの当せん金額は、法令で総販売額の5割以下と決められています。
ということは、当然期待値はマイナスです。継続的に買っていくと必ず損をしてしまうことがわかっているのに長蛇の列を作ってまで人々は宝くじを買おうとします。
その理由に「夢」が関わってきます。
非常に小さい確率は過大評価される
この「夢」という心理に関わってくるのが、行動経済学のプロスペクト理論です。
プロスペクト理論では、人間は期待値の認識に歪みがあり、小さい確率は過大評価される傾向にある。
「1万円で10億円が当たる確率がある」「宝くじは買わないと当たらない」
確かに、実際に当たる人もいます。がしかし、その確率は2000万分の1と極めて低い確率なのにその小さい確率は無視され当たるかもしれないという錯覚に陥ってしまうのです。
プロスペクト理論は投資にも当てはまる
プロスペクト理論では、「人は損失を避けようとする習性がある」と考えられています。この損失を避けようとする人間の思考の習性を、「損失回避性」と呼びます。
投資で利益が出ている時には「今出ているこの利益、今後下がったら嫌だなぁ。利確しようかな。」
と考えます。逆に損失が出ている時は「きっと明日には上がるかな?ここで買い増したら損失額減らせるだろう。」と損失を出すことを嫌がり損切りできずにホールドし続けてしまいます。
タイムセールや期間限定キャンペーンもプロスペクト理論を利用している
・今だけ、10%OFF!!
・期間限定大特価!!
などというキャッチをよく見かけます。これを見ると「今買わないと損をしてしまう」という損失回避性が刺激されてついつい買ってしまうのです。
各ブローカーで行っているボーナスキャンペーンなんかもこれに当てはまりますね。
まとめ
今回は、街で見かけた宝くじを買うための行列を見かけてつい書きたくなってしまった、行動経済学のプロスペクト理論についての内容でした。
もちろん、夢を買うことは悪いことではありませんし、むしろ数百円数千円でワクワクできるのはいいことだと思います。
投資に関しても、損失が出ている時に「必ずすぐに損切りしなければいけない。」利益が出ている時に「すぐに利確しないでホールドした方がいい。」というわけではありません。
ただ、人間にはそのような心理が働くということを頭の片隅にでも置いておくことで、不用意な損失を防ぐことができると思います。
コメント